通信制高校を卒業する難しさは何が原因なのか

自分の弱い気持ちに流されると負け

しかし、自宅で自分で教科書を読んでレポートを書くとなると、毎日決まった時間に起きて教科書を開くことができる子は、少ないでしょう。
ここが、通信制高校の難しさです。
寒い日はなかなかお布団から出られません。
「別に何時に起きようと遅刻などないし、まあいいや」となってしまいやすいでしょう。
親も、遅刻などもないのでわざわざ起こすこともなく、パートや仕事に出かけるので、勉強しているのかしていないのかよく分かりません。
夏休みに学校から送られて来た単位の取得状況を見て、まだ1単位も習得できていないことに驚くやら愕然とするやら、というケースも少なくありません。
夏は夏で、暑いからとついつい台所に行ってジュースを飲んだりアイスを食べたりと、なりがちです。
自宅の場合は、よほど勉強が好きや人や自制心がある人でないと、決められた課題をこなすことが難しいでしょう。
また、周りの理解という問題もあります。
通信制高校の2年生の時から、祖母が同居となったというケースがあるのですが、祖母が通信制の学校というものが理解できないのです。
「どうして学校に行かないの」「そろそろ学校に行かないと遅刻するんじゃないの」「みんな学校へ行ってるよ」などと、声かけをされてしまうと、やはり思春期の子どもには耐えがたいものがあります。
おばあちゃんにとっては、何度も説明されても昼間に自宅に高校生が居るというのは、学校をサボっているとしか思えないのためにでしょう。
この辺りの理解を求めることの難しさも、あります。
少々認知症が入っているお年寄りの場合は、何度説明しても理解することは難しいでしょう。
そうこうしているうちに、子どもはアルバイトなどを見つけて来て、そのバイトが楽しくなってくると、もう勉強する気力もなくなってしまいます。
そのうち、「別に高校なんか卒業しなくても、バイトでそこそこ稼げるし、働いている方が良いだろう」と思うようになって来るようです。
そして、レポートを提出することなく1単位も習得することなく、何年も過ぎて行くというパターンも少なくありません。
中には、バイト先で彼氏を見つけて、赤ちゃんができてしまって退学というパターンもチラホラあります。
子育てが一段落してから高校卒業資格を得たという人もいるので、3年で卒業しなくても大丈夫だという点はメリットです。
このように赤ちゃんができたり忙しくなって勉強できなくなった場合は、足りない単位だけを数年後に取得して高校を卒業することも可能です。

通信高校で学ぶ懸念自分の弱い気持ちに流されると負け入るのは簡単だけど卒業は簡単ではない